ダン・ワイスはアメリカのジャズ・ドラマー。ピアノトリオ、ラージアンサンブル形式の作品を主に発表している。また、デヴィッド・ビニー、ルドレシュ・マハンサッパ、ジョエル・ハリソンの作品などでも知られている。
バイオグラフィー
1977年3月4日ニュージャージー州テナフライ生まれ。ギター奏者の父親の影響で音楽に目覚め、6歳からドラムの練習を開始する。10代前半に『Led Zeppelin IV』を聴いてミュージシャンになることを決意。当時はレッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナム、ラッシュ、ヘヴィメタルを愛聴していた。その後、ドラムの先生の紹介でジャズにも興味を持ちはじめ、マックス・ローチ&クリフォード・ブラウンやカウント・ベイシーを聴くようになる。
高校時代にはクラシックの作曲とピアノを学び、その後、マンハッタン音楽院ではパーカッションや作曲、フレームドラムを勉強する。
師事歴 | |||
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時期 | 学校・機関 | 教育家 | 主な内容 |
10代 | プライベートレッスン | Jeff Krause | ドラムレッスン |
10代~ | プライベートレッスン | Samir Chatterjee | タブラ |
19歳~ | マンハッタン音楽院 | David Noon | 作曲 |
John Riley | drum set studies | ||
Jamey Hadaad | フレーム・ドラム |
卒業後はジェイコブ・サックス、トマス・モーガンとピアノ・トリオを結成し10年以上に渡り活動する。また10年代に入ってからは『Fourteen』、『Sixteen』というラージアンサンブル作品も手がけている。一方で2018年に発表した『Starbaby』では原点回帰ともいえるドゥームメタルを感じさせるサウンドで、振幅の広い活動をしている。
- サイドマンとしては、マイルス・オカザキ、ルドレシュ・マハンサッパ、デヴィッド・ビニー、ジョエル・ハリソン、マット・ミッチェルなどの作品やバンドに加わっている。
- 2003年結成のヘヴィメタル・バンド、ブラッディ・パンダ(Bloody Panda)にも参加している。00年代後半ころまで在籍し2作品でドラムを担当。
- You Tubeで様々な「音源」をドラム演奏に置き換える動画を投稿している。以下のリンク先がその内容。バスタ・ライムズのフロウ、オークションの競り、フェデックスのCM、レニー・トリスターノのソロライン。
作品
2005 – Tintal Drumset Solo
2006 – Now Yes When
2010 – Timshel
2014 – Fourteen
2016 – Sixteen: Drummers Suite
2018 – Starbaby